ほぼ日手帳に本革カバーを——書く時間を、革が包む

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毎朝、手帳を開く。その日のスケジュールを確認し、ふと思いついたことを書き留め、一日の終わりにその日を振り返る。——ほぼ日手帳を使っている方なら、きっとそんな時間を大切にしているはずです。

その手帳に、本革のカバーをかけてみませんか。

一年間、毎日手に取る道具です。365日分の手触りが、革に刻まれていく。年末にカバーを外して新しいリフィルに替えるとき、「ああ、この革も一年で随分変わったな」と感じる——そういう時間の重なりを楽しめるのが、本革カバーの醍醐味だと私たちは考えています。

栃木レザーのほぼ日手帳カバーを開いた状態

なぜ「ほぼ日手帳」に本革が合うのか

ほぼ日手帳を選ぶ方は、日々の記録を「習慣」として大切にしている方が多い。毎日必ず開く、毎日必ず書く。だからこそ、そのカバーには「毎日触りたくなる素材」がふさわしいと思うのです。

ナイロンやポリエステルのカバーも機能的には十分です。でも、本革には「使うほどに良くなる」という、ほかの素材にはない特性があります。最初は少し硬かった革が、手になじんで柔らかくなり、自分だけのシワが入り、色が深まっていく。手帳の中身が一年分の記録なら、カバーの革は一年分の「使った時間」そのものです。

特に栃木レザーは、この変化が顕著です。植物タンニンでじっくりなめされた革は、手の油分や日光を吸い込みながら、数ヶ月で見違えるほどの飴色に育っていきます。

SpringHikerのほぼ日手帳カバー——こだわった3つのこと

ほぼ日手帳カバー A6 本革(¥13,800)を作るにあたって、私たちが特に気を配ったポイントを3つ挙げます。

1. 厚みと開きやすさのバランス

革が厚すぎると手帳を開いたときに閉じようとする力が働いて、書きにくい。逆に薄すぎると保護の役割を果たせない。ほぼ日手帳のトモエリバー紙は薄くてしなやかなので、カバーも革の厚みを吟味して、開いたときにフラットに近い状態を保てるよう調整しています。

2. ペンホルダーの位置

手帳と一緒にペンを持ち歩く方がほとんどでしょう。ペンホルダーの位置と太さは、使い勝手を大きく左右します。細すぎると万年筆が入らない、太すぎると細いボールペンがグラつく。一本挿しペンケースを作ってきた経験が、ここにも活きています。

3. コバの仕上げ

手帳カバーは開閉のたびにコバ(革の断面)が目に入ります。ここが雑だと、どれだけ革が良くても台無しです。私たちはすべてのコバを手作業で磨いて仕上げています。使い込むほどにコバも艶を増し、革の表面と一緒に経年変化していきます。

手帳カバーのペンホルダーにペンを差した状態のクローズアップ

一年で、ここまで変わる——手帳カバーの経年変化

手帳カバーの経年変化は、ほかの革小物よりもわかりやすいかもしれません。理由は単純で、「毎日、同じ場所を触るから」です。

表紙を開くときに親指が当たる角、カバンから取り出すときに掴む背の部分、ペンを差すときにホルダーの周り——繰り返し触れる場所から先に色が変わり、独特のグラデーションが生まれます。これは同じカバーを使っていても、持ち主の癖によって一つひとつ違う模様になる。まさに「自分だけの一冊」です。

栃木レザーのエイジングについては以前の記事でも詳しく書きましたが、手帳カバーはそのプロセスを毎日実感できる、ちょっと特別なアイテムです。年末に新しいリフィルに入れ替えるとき、カバーだけはそのまま翌年に持ち越す。二年目、三年目と重ねるほどに、革はさらに深みを増していきます。

使い込んだ栃木レザー手帳カバーの経年変化

文庫本カバーとしても——A6サイズの汎用性

ほぼ日手帳オリジナルのA6サイズは、実は文庫本とほぼ同じ寸法です。つまり、手帳を使わない時期には文庫本カバーとしても活躍します。電車の中で読書をするとき、革のカバーがかかった文庫本を開く——ちょっとした贅沢ですが、本好きの方にはきっと響くはずです。

また、ロディアNo.11 本革カバー(¥4,950)と合わせれば、デスクまわりの文具を革で統一することもできます。ビジネスシーンでも、さりげなく上質さが伝わるアイテムです。

書く時間を、少しだけ特別に

手帳に何を書くかは人それぞれです。仕事のタスク、日記、読書メモ、子どもの成長記録。でも共通しているのは、「書く」という行為に意味を見出している、ということ。

その時間を包む革が、一年かけて自分色に育っていく。ページをめくるたびに、指先に伝わる革の手触りが少し変わっている。——そんな小さな変化に気づける余裕があるのは、日々の記録を大切にしている人だからこそ、だと思います。

ほぼ日手帳の新しいシーズン、あるいは今使っている手帳に。本革のカバーという選択肢を、ぜひ試してみてください。

ほぼ日手帳カバー A6 本革を見る

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