SpringHiker Journal

革の手帖

革と、手入れと、長く使うことの覚え書き。素材のこと、経年変化のこと、季節の付き合い方を、工房から少しずつ。

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この栞の覚え書き

目次
  1. 同じA6でも、使い心地は作りで決まる——手帳カバーの、寸法表に載らない話

    手帳カバーを探すとき、たいていは「A6対応」「ほぼ日手帳オリジナル対応」という表示を頼りに選びます。それで間違いではありません。寸法が合わなければ、そもそも話が始まらない。 ただ、一年...

  2. スマホの背中に貼る革のカードホルダー——MagSafe時代に、磁石をどう仕込むか

    スマートフォンを裏返して机に置くと、背面の中央にうっすらと円い輪郭が浮かんで見えることがあります。ケースの上からでも分かる、あの輪。中に磁石が並んでいる印です。 ここ数年で、あの輪に貼...

  3. 手帳シーズンがやってくる——来年の手帳を迎える前に、「書く道具まわり」を革で整える

    8月の後半に入ると、文具売り場の一角が静かに入れ替わり始めます。並ぶのは、来年の手帳。まだ夏の暑さが残っているのに、棚の上だけはひと足先に新しい年へ進んでいる——手帳がお好きな方なら、あ...

  4. 直して、また使う——革小物の修理・お直しという選択

    先日、数年前にお作りした革の財布が、工房に戻ってきました。コインコンチョ(硬貨を留め具にあしらった、あの金具です)のメス側が壊れて、パチンと留まらなくなってしまったとのことでした。 け...

  5. AirTag・スマートトラッカー対応の革小物——「失くさない」を本革に仕込む

    鍵をどこに置いたか思い出せない。バッグの底で財布を探りあてられない。誰しも一度はある、あの数十秒の焦り。最近はそんな「失くしもの」を、スマートトラッカーで未然に防ぐ方が増えてきました。A...

  6. 革小物の色選び——最初の一色を「育ちきった姿」まで見越して選ぶ

    「ブラックにすべきか、それともブラウンか」。革小物を選ぶとき、形やサイズは決まっても、最後に色で立ち止まる方はとても多いです。私たちのもとにも「失敗したくないので、無難な色はどれですか」...

  7. ヌバック・スエードの世界——銀面と起毛、二つの「革の表情」

    革小物の売り場を眺めていると、つるりとした光沢のものに混じって、ふわっと毛足の立った独特の質感の革が並んでいることがあります。指で触れるとしっとり吸い付くようで、けれど見慣れた「ツヤのあ...

  8. 革のクリーム・オイル徹底比較——ニートフットオイル/ミンクオイル/デリケートクリーム、職人が現場で使う「3本」

    「革小物を買ったので、お手入れのクリームも一緒に揃えたい。」そう思って売り場やオンラインショップを覗くと、ずらりと並ぶケア用品の多さに、思わず手が止まってしまう。ニートフットオイル、ミン...

  9. 革の「厚み」と「硬さ」——薄い革・厚い革、用途で変わる選び方

    革小物を手にとった瞬間、人は無意識に「コシ」や「重み」を感じています。それは単なる重量ではなく、革の「厚み」と「硬さ」が指先に伝える情報。0.1mm 違うだけで表情が変わり、用途が決まる...

  10. 父の日まで1ヶ月——受注生産・名入れの納期事情と、いま間に合うギフトの選び方

    5月も後半に入り、暦の上ではもう「父の日」が視界に入ってくる頃です。今年の父の日は6月21日(日)。本記事を書いている今日からちょうど5週間後にあたります。 「そろそろ何か贈りたい」と...

  11. 本革と合成皮革(PUレザー)の見分け方——職人が教える5つのチェックポイント

    「本革」と書いてあったから買ったのに、届いたものを触ってみると、どうも様子がおかしい——。そんなご相談を、ときどき頂戴します。 近年の合成皮革(PUレザー、フェイクレザー)は本当によく...

  12. お中元・暑中見舞いに、革のギフトを——「育つ素材」で贈る、夏の季節の挨拶

    梅雨の隙間から夏の気配がのぞきはじめると、私たちの工房にも一通、二通と、季節の贈りものに関するご相談メールが届きはじめます。「お世話になった方に、お中元として送りたいのですが」「遠くに住...

つづきは、また工房から。