SpringHiker Journal

革の手帖

革と、手入れと、長く使うことの覚え書き。素材のこと、経年変化のこと、季節の付き合い方を、工房から少しずつ。

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この栞の覚え書き

目次
  1. 直して、また使う——革小物の修理・お直しという選択

    先日、数年前にお作りした革の財布が、工房に戻ってきました。コインコンチョ(硬貨を留め具にあしらった、あの金具です)のメス側が壊れて、パチンと留まらなくなってしまったとのことでした。 け...

  2. 革のコインケースの選び方——小銭入れは「居場所」で選ぶ

    レジでの支払いは、すっかりスマホとカードが当たり前になりました。財布を出す機会そのものが減った、という方も多いのではないでしょうか。 それでも、小銭はふとした瞬間に手のなかへ戻ってきま...

  3. 革のブックカバー——文庫本を包んで、読書の時間ごと育てる

    夏の鞄には、たいてい一冊の文庫本が入っています。電車のなか、喫茶店で待つあいだ、宿に着いてからの寝る前のひととき。読みかけのページに指をはさんだまま、私たちはあちこちに本を連れて歩きます...

  4. ヌメ革を夏の光で育てる——日光浴で飴色に変える、職人が教える手順と失敗回避

    買ったばかりのヌメ革を手に取ると、多くの方が同じことを口にします。「思ったより白い」「もっと飴色を想像していた」と。生成り(きなり)と呼ばれる、淡いミルクティーのような色。これがヌメ革の...

  5. Apple Watchの革バンド、夏はこう付き合う——汗・水濡れ・紫外線の実践ガイド

    梅雨が明ければ、手首はいちばん夏を感じる場所になります。袖が短くなり、時計まわりの肌が外気にさらされ、少し動けば汗ばむ。そんな季節に Apple Watch の本革バンドを巻いていると、...

  6. 革小物の色選び——最初の一色を「育ちきった姿」まで見越して選ぶ

    「ブラックにすべきか、それともブラウンか」。革小物を選ぶとき、形やサイズは決まっても、最後に色で立ち止まる方はとても多いです。私たちのもとにも「失敗したくないので、無難な色はどれですか」...

  7. 革の「におい」の正体——本革が香る理由と、気になるときの対処法

    新しい革小物を箱から取り出した瞬間、ふわっと立ち上がる独特の香り。「ああ、本革だ」と頬がゆるむ方もいれば、「ちょっと強いかも」と眉をひそめる方もいます。 革の「におい」は、本革を選ぶう...

  8. ブライドルレザー入門——英国紳士が愛した「白蝋」のロウ革

    革の財布を売り場で見ていて、「表面に白い粉のようなものが浮いた革」に出会ったことはないでしょうか。 最初は汚れか、保管中のカビか、と疑ってしまうかもしれません。けれど、それは「ブルーム...

  9. Quiet Luxury と革小物——ロゴに頼らない、静かな上質の選び方

    鞄にも財布にも、大きなロゴは一切ない。それでも、持ち主のことを不思議と「ちゃんとした人だな」と感じさせる——。 ここ数年、そういう「静かな上質」を纏う人が増えています。ファッションの世...

  10. 夏の革小物——汗・紫外線と上手に付き合うケアガイド

    革小物にとって、夏はちょっとした試練の季節です。 じっとりとした手のひらの汗、容赦なく降り注ぐ紫外線、バッグの中にこもる熱気。春や秋には気にならなかったことが、ひとつひとつ革に影響を与...

  11. 父の日に届ける本革の贈りもの——「ありがとう」を、育つ革に託して

    父の日のプレゼント、毎年悩みませんか。 ネクタイ、ハンカチ、お酒——定番は一通り贈ってしまった。かといって何が欲しいか聞いても、「いいよ、気を遣わなくて」と笑うだけ。お父さんというのは...

  12. ほぼ日手帳に本革カバーを——書く時間を、革が包む

    毎朝、手帳を開く。その日のスケジュールを確認し、ふと思いついたことを書き留め、一日の終わりにその日を振り返る。——ほぼ日手帳を使っている方なら、きっとそんな時間を大切にしているはずです。...

つづきは、また工房から。